7月12日に奈良県・吉野で開催された「山岳グランフォンド in 吉野」に参加してきました。
距離も累計標高も一番厳しい、「スーパーロングコース」への挑戦です。
元々登りは得意ではないのものの、
ここ数か月は登りトレ多めにして、体力的には全く問題ない状態にして参加したのですが――
■ スタート ~ 第一AS
前週では『台風が来る』話があり、天候的にどうなるかヒヤヒヤでしたが、この日の天気は快晴。絶好のサイクリング日和となりました。
スタート地点到着は開会式開始の午前6時半。
この時点でスーパーロング参加者はほぼ全員スタート地点に並んでいて、ほとんど最後尾な位置取り。
( スタート前 )
この日の装備は、熱中症対策でボトル2本。
パンクが多いイベントと聞いていたので、新品タイヤ + 新品チューブ。予備チューブ2本持ち。
予備タイヤを持つことは考えたのですが、かさばりそうだったので止めて、代わりにタイヤ用のパッチを3枚用意しました。
( この日の自転車 )
午前7時過ぎ、先頭から順次スタート。
吉野山を下り、吉野川沿いに東へ。
( 吉野川 )
( 始めの方は綺麗で脚にも負担が無い平地 )
( 一番始めの重めな登り。まだ余裕。 )
田園風景を見ながら平地を快走。
始めの登りも順調に上がっていたのですが、下りに差し掛かった所で本日初パンク。前輪 orz..
抜けた空気で飛んでしまったのか、原因は不明。(木の枝か何か刺さったのかな?)
チューブ交換で済ませ、無事第一ASへ。8時40分到着。
( 第一AS。うどんだったっけ?? )
先ほどパンクしたチューブ修理を完了したところで、スーパーロング最後尾のスタッフの方と合流。
ちょっと急ぎ目に次を目指します。
■ 第一AS ~ 足ノ郷給水所
第一ASを過ぎてしばらくは山間の気持ち良い道。
…が終わると、突然の山道。
このイベント一つ目の山場である「足ノ郷」への登りです。
事前にgoogle maps で地図確かめて、「道が切れてる!!」と驚いたこの道。
実際通ってみると、本当に厳しかった (>_<) です。
厳しい斜度の登り、急なカーブで先が見えず、曲がるとまた登りが――
がひたすら続き、心折られて歩いている参加者が続々。。
加えて道も悪く、私はここでは大丈夫でしたが、パンクで止まっている参加者も数名いました。
ここを登るのは辛かったですが、まだ先があるようなことを聞いていたので余計な力は使わず、足ノ郷の給水所到着。
ここでは給水と簡単な果物。
ひとまず水分を取ったところで出ようとしたら「ストップ!!」がかかってしまいました。
登ってきた道で重体者が出て、救急車を通すため、この先の道が通れなくなったとのこと。
( 後から聞いた話では、大腿骨骨折だったらしいです。登り途中でハンガーノックして受け身取れず横転。というところだろうか? )
結局、約1時間その場で強制休息となってました。
地面に腰を下ろしていたものの、いつ再開されるのか気になって休めず。。
休息中は足ノ郷の写真を何枚か撮ったりして過ごす。
( 通行止め中の、先の道。)
( こちら側から登ってきました。 )
■ 足ノ郷給水所 ~ 第二AS
救急車が通り、通行止めが解除されて11時20分。ようやく再開。
意気揚々と足ノ郷の下りに向かったのは良かったのですが、そこで急に後輪パンク。。
良く見てみるとタイヤバーストしてました orz.. タイヤのサイドにパックリ二本線。
タイヤバースト修理中に再び最後尾。
タイヤは換えを持ってきていませんが、タイヤのパッチを持ってきたため、それを貼って再出発。
最後尾スタッフの方に「下り切った先が第二AS」との話を聞き、空気圧少な目にしてゆっくり降りることに。
お陰で第二ASまでは、その後トラブルなく到着。12時30分。
第二ASでは確か、カレーパンをいただきました。
( 第二AS、大迫ダム。 )
ここで、先のストップがかかった状況から、"足きり"のチェックポイントの時間が30分延長されたことを知りました。12時45分から13時15分になったとのこと。
とは言えパンクで時間使ってしまったし、「あと45分で行くのは無理だろう。。」とは思いましたが、ここであきらめるわけにもいかず、スピード上げて行者還へ。
■ 第二AS ~ 行者還
第二ASから頑張って30分、13時ちょうどに行者還ふもとの給水所に到着。やっぱり間に合わないなぁ。
給水所の方に「行くのも登り、帰るのも登りだよ」と言われ、諦めて"行って登る"方を選択。
行者還の登り道は足ノ郷までの登り道ほどの厳しい斜度は無いものの、先の見えないカーブの連続は続き、脚よりも精神的にキます。。
登り続けて1時間。
もうとっくに"足きり"時間は過ぎてましたが、足付いたら心折れそうだったので、結局一度も降りずに行者還チェックポイントまでたどり着きました。14時ちょうど到着。
足ノ郷ほどではないとはいえ、厳しかった行者還。。
語源合ってるかわからないですが、こんなところじゃ行者も帰りたがるでしょうね…。
■ 行者還 ~ 第三AS
下り始めたところでいきなり前輪パンク。
バーストでした orz.. これで両輪バースト。
ショートカットコースで大人しく帰る予定でしたが、ここで心折れました。
降り切ったところで回収してもらうことに決めました。
とりあえずパンク・タイヤバースト修理。
( はぁ。。 )
( パンク地点の風景。景色は良いんですけどね…。 )
再びパンクさせるわけにはいかないので、今までに以上に慎重に徐行で下ります。
川沿いの道は、道悪いですが景色は最高。
タイヤの状態を気にしないで気持ちよく走りたかったな~
後はトラブルなく第三ASへ。回収してもらいました。
( 脚はそれなりに消耗。それ以上にタイヤが…。 )
■ まとめとか
○ タイヤと装備
両方とも本番用のタイヤを潰してしまったので、宿代と同レベルのお金がかかってしまった orz..
20km しか使ってなかったので、大丈夫だと思っていたのですが。甘かった。。
今回のタイヤ、スピードはちょっと劣るもののカーブでの優れた限界性能を持っていて、吉野の山道を下るのがとっても楽しかったんだけどなぁ。
耐久性も普通のタイヤよりは高いハズだったのですが、もっと耐久性に特化したタイヤじゃないとダメだったのかも。
次回の糧に。
タイヤパッチはイベント一週間前に存在を知って買っておいたものですが、あって良かったです。
下り等、スピード上がるとパッチによる凹凸が気になってくるのですが、パッチ張っておけばとりあえず走れるので、一枚はカバンに仕込んでおくのは良さそうです。
シートだからかさばらないし。
( まあ、いきなり2枚使うとは思いませんでしたが…。)
○ 登り道
南関東では見かけないような厳しい登りの繰り返し。
ここ数週間は登りトレ中心にして鍛えてましたが、やっぱり厳しかったです。歩くほどでは無かったけど。
こんな激しい道を繰り返し登ったら強くなれるんだろうなぁ。近所の人羨ましい。
回収車の運転手の方と話しましたが、東京だと陣馬山に登るところの和田峠が近いかな。アレを長ーくした感じ。
○ 宿
今回は奈良県の『1泊最大5,000円Off』なキャンペーンを使い、スタート地点からすぐ近くの宿に泊まることができました!!
色々とタイミングが良かったなぁ。広々とした部屋と露天風呂、美味しい料理の数々で大満足。
ここだけでも吉野来た甲斐はあったかな。
○ さいごに
最近は練習ばかりでロングライドできてませんでしたが、やっぱり遠出して知らない道を走るのは楽しいですね。
機会を見つけて、またお出かけしたいなぁ。
走行記録はルートラボ上に置きました。
が、第三ASまでなので、実際のコースは公式サイトを参考にしてください。ルートラボのリンクがあるので。
[ 記録 ]
走行距離 : 112km
走行時間 : 5時間50分